総監督&座長メッセージ
総監督 上田遙より一言
郡山の歴史の中から、歌そしてダンスを創作し新しい伝統を次世代へ伝えること。
そして世界の国々と交流すること。その目的の為に私はASAKA座を郡山の有志と共に作りました。
疏水や開成山の桜、そして開拓の精神を踊りにしたASAKA和ダンス又、ASAKAバンドによる大久保利通の夢を楽曲にした【夢桜】。
また、ラストサムライ達の魂の叫びを歌う【ボクらは龍となる】
等次々と新しい郡山の世界を創造しています。
【上田 遙プロフィール】
クラシックバレエの熊川哲也、中国のトップダンサー黄豆豆、大衆演劇の早乙女太一、雅楽師の東儀秀樹、オペラの黒田博・幸田浩子、ヴァイオリンの古澤巌・川井郁子、元宝塚トップスターの真琴つばさ・水夏希、等 トップアーティスト達とバレエミュージカル、オペラを創る。
上海万博日中友好特別記念作品【木蘭】
日本イスラエル60周年フェスティバル作品【ROKUJO】
座長メッセージ
平成28年に日本遺産に認定された「安積開拓・安積疏水事業」や、明治維新後の郡山の発展を見守ってきた「開成山公園の桜」など、郡山には地元の人たちの誇りとなる“宝”が数多くあるにも関わらず、それらがうまく伝承されてきていなかったように感じます。この街で生まれ育った自分たちも、郡山の経済界の発展のために上に立つ立場となり、この街の魅力をもっと広く伝えるにはどうずればいいかーそう考えていたときに、上田遙先生との出会いがありました。次世代に伝えていくべき郡山の歴史を、自分たち自身が歌と踊りで表現し、その魅力を発信していく、という上田先生の情熱に心を動かされ、平成30年1月からAsaka座プロジェクトはスタートしました。
ダンスなんてやったこともない、日々の忙しさにかまけて日頃運動することもなくなっていた〝中年世代〟の我々が、稽古に励み、一歩一歩、少しずつ前に進んでいく。時には小学生や中学生のメンバーに指導してもらいながら、振りが一つ一つできるようになっていく手ごたえと達成感を味わっていました。同じ思いを持つさまざまな世代の仲間と稽古を共にし、汗を流し、ステージに一緒に立ち、その時その時しか味わえない時間を共有し…そんな感動の連続に、気付けばすっかりAsaka座の虜になっていました。
メンバーは、踊ることが大好きな子どもたちはもちろん、郡山の経済界を担う責任ある仕事をしている大人たちもたくさんいます。それぞれの本業をこなしながら、一人一人が「Asaka座の心得」を大切に、自分自身の成長のために日々の練習に励んでいます。郡山市・日本遺産「一本の水路」ブランド認定も受け、活動開始からこの1年間でパフォーマンスを披露させていただく場も増えました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも座としての思いを一つに、応援してくださる皆さんに感動を届けられるよう、地域に貢献できる活動を続けていきたいと思っています。
Asaka座プロジェクトの活動を通して願うことは、人と人がつながり、点が線となって大きな輪となり、郡山を盛り上げていく大きな力となること。そして一番の願いは、大人たちが一生懸命頑張る姿を見せることで、これからの未来を担う子どもたちが夢を持ってたくましく生きられるよう、“新しい道”を創ることだと思います。これからも皆様の温かい応援をよろしくお願いいたします。
座長 佐藤和弘
Asaka座の心得
仁…人を思いやり、仲間が一緒に進んでいくこと
義…自分たちがやるべきことに一生懸命尽くすこと
礼…「礼に始まり礼に終わる」精神で一つ一つの作品、一つ一つの舞台に向き合うこと
智…Asaka座は何のために存在しているのかをしっかり勉強すること
信…仲間を大切にしながらお互いを認め、信じ合うこと
この心得をなくしてAsaka座の魂が受け継がれることはない―私たちは日々この想いを確認しながら、稽古に励み、人間性を高める努力をしています。